Q3:なぜ音が狂うのですか?

A3.  ピアノの内部には、木材や羊毛などの天然素材でつくられた精巧な部品が使われています。
まるで私たち人間のように、ピアノが温度や湿度に敏感で、たえず環境の変化による微妙な影響を受けているのはこのためです。
また、ピアノの弦には常に一本当たり90kg、全体では20tにも及ぶ強い張力が掛かっているため、時間が経つにつれて、僅かずつですがその状態が変化し、音律にも影響します。